理論解説– category –
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力率とは何かを文系にもわかりやすく解説
交流回路の電力を求める式は以下です。 $$\Large{P=VIcosθ}$$ この式のPは電力、Vは電圧、Iは電流、そしてcosθは力率といいます。この力率は交流回路の電力を計算するときに、電圧と電流の位相差を補正する値です。 といわれてもよくわかりませんよね。次... -
三相電力の計算式には3と√3(ルート3)どちらをかければ良いか?をわかりやすく解説
三相電力を求める式は以下です。 三相電力=√3VIcosθ (V:線間電圧 I:線電流 cosθ:力率) でも問題を解いていると√3をかければいいのか、3をかければいいのか迷うときはありませんか? これは以下3点を理解しておくと迷わなくなります。 三相電力は単相電... -
電圧の実効値と平均値の違いを解説【実効値と平均値は違う】
交流電圧で100Vといえば、通常は実効値を指します。交流電流でも同じで、特に注意書きもなく10Aとあればそれは実効値です。そして交流回路で電力を求める際は実効値同士の掛け算で求めます。 このように交流回路では当たり前のように出てくる実効値という... -
位相差とは?位相が遅れているか進んでいるかを見分ける方法を解説
交流回路の計算をするときに、まずつまづくのが位相のことだと思います。位相のことを理解できないと交流回路の計算はできません。 特に位相差とは何かを理解しておくことが大切です。 そこでこのページでは位相差や、併せてよく聞く遅れ・進みとはどうい... -
計器用変圧器の略称について【EVT、GPT、PT、VTの違い】
計器用変圧器とは電源系統などの電圧を降圧して、保護継電器やメータへ入力するための変圧器です。 【PTとVTの違い】 この計器用変圧器はPTと呼ばれたり、VTと呼ばれたりします。このPTとVTの違いはなんでしょうか?答えですが違いはありません。どちらも... -
磁化曲線(BH曲線)とは?解説と例題【電験3種理論】
電験3種の理論科目では磁化曲線について問われる問題が出題されます。磁化曲線とは変圧器の鉄心などの磁性体が磁化するときの磁束密度の変化をグラフで表したものです。 このページでは磁化とは何か?から磁化曲線の見方を解説していきます。 このページの... -
電気力線とは?本数と電界の関係をわかりやすく解説
電気力線とは電界の向きや大きさを分かりやすくするために引かれる仮想の線です。この電気力線の向きが電界の向きになり、本数が多いと電界も大きいことになります。 文字だけでは伝わりにくいと思うので、このページでは図も交えながら解説していきます。... -
【電験三種理論】0から勉強する人に向けて交流回路の計算方法を解説します
交流回路の計算は直流回路の計算に比べて理解が難しくないでしょうか?直流だと抵抗に電流を掛ければ電圧になり、電流と電圧の掛け算で電力が求められるので比較的理解がしやすいと思います。一方、交流回路だと位相やインピーダンス、複素数などが出てき... -
ダイオードとは?構造と順方向にしか電流を流さない理由を解説
電気回路を構成する部品を素子と呼びます。ダイオードはその素子の一つです。青とか赤に光るものはよく聞く発光ダイオードといいます。これもダイオードの仲間です。 ダイオードの1番の特徴は、電流を片方向にしか流さないことです。そのため回路にダイオ... -
半導体とは?分かりやすく解説
半導体とはある条件だと電流を流しにくくなったり、また異なる条件では電流をよく流したりする物質のことです。 言い換えると抵抗が条件によって大きく変わる物質といえます。 "電子"と”正孔”について 半導体を理解するには電子と正孔という言葉を知ってお...
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