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直流機の電機子導体数とは何かを解説

直流機の起電力や出力トルクを求める式には電機子導体数が出てきます。この電機子導体はどの部分なのか?また電気子導体数とは何の数なのかを解説します。

目次

電機子導体とは電気子コイルの1辺のこと

電機子導体とは電気子コイルの1辺のことです。図を使って説明します。

図1は直流電動機を簡略化した図です。

図1 直流電動機の簡易的な構造

直流電動機は電流が流れるコイルが、磁石(電磁石)で発生する磁力を受けることで回転します。

この磁界を受け回転力を生む導体を電機子導体といいます。図2で示す部分です。

図2 電機子導体数が2の直流電動機

言い換えればコイルの1辺が電機子導体といえます。

電機子導体数は?

従って図1、図2では電機子導体数は2となります。

ではコイルを一つ増やした直流電動機でも考えてみましょう。図3はコイルが2つの直流電動機です。

図3 直流電動機の簡易的な構造

図2では電機子導体数はいくつになるでしょうか?

答えは4です。

図4 電機子導体数が4の直流電動機

このように電機子導体は電気子コイル1辺のことを指します。また電機子導体数はコイルが1個であれば2になります。

※上記のケースはコイルが1巻(1ターン)です。N巻であれば、電機子導体数はコイル数×2×巻数になります。

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