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【2023年】電験3種の参考書おすすめ3選+α

電験3種の合格には1000時間の勉強が必要といわれています。毎日2時間勉強しても3年弱です。電気のことを初めて学ぶなら、さらに時間が必要かもしれません。

相当な努力がいる資格ですので効率的に勉強することが必要になります。そのためには参考書選びが重要です。

この記事では人気の参考書3種を実際に中身をみて、そして口コミなどを比較しておすすめ順にランキングをつけました。皆さんの参考書選びの助けになれば幸いです。

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目次

良い参考書選びのポイント

具体的におすすめの参考書を挙げる前に、まず良い参考書選びのポイントを紹介します。ポイントは以下3点です。

  • 解説が丁寧で分かりやすい
  • 薄くて(ページ数が少なくて)全体を短時間で勉強できる
  • 良質な問題が載っている

それぞれ理由を解説します。

【ポイント1】解説が丁寧で分かりやすい

1つ目のポイントは解説が丁寧で分かりやすい参考書を選ぶことです。電験を合格するのに大事なのは、基礎をしっかり学ぶことと勉強を継続することです。

基礎を固めるには初歩的な内容から解説がされている参考書が良いです。また継続のためには、テンポよく理解が進めてモチベーションを維持することが必要になります。

そのためには優しく丁寧に解説がされている参考書が良いのです。

【ポイント2】薄くて(ページ数少なくて)全体を短時間で勉強できる

2つ目のポイントはページ数の少ない参考書を選ぶことです。電験を勉強するのにまずやるべきことは、何を学べば合格できるかその全体像を早い段階で掴むことです。そのためには合格に必要な知識が網羅された参考書のなかでも、なるべく薄い(ページ数が少ない)参考書を選ぶべきなのです。

しかしページ数と解説の丁寧さはトレードオフの関係にあります。両立は難しいので、まず優先すべきは解説の丁寧さです。ただしどこまで解説が詳しければ分かりやすいかは勉強する人の、その時の理解度によります。自分にとってこのぐらい解説があれば理解できるレベルの参考書で、ページ数が少ないものを選ぶと良いです。

【ポイント3】良質な問題が載っている

最後のポイントは良質な問題が載っている参考書を選ぶことです。勉強したことを頭に定着させるにはアウトプットが大事です。勉強においてアウトプットとは問題を解くことです。

よって過去問に類似した演習問題がしっかりと載っている参考書を選べば、インプットと同時にアウトプットもできます。

とはいえ人気の参考書はどれも解説⇒例題の構成で書かれていますし、過去問に沿った問題が載っているので特に注意する必要はありません。

電験3種のおすすめ参考書3選の比較一覧

ここからおすすめの参考書を3つ挙げて比較していきます。まず初めに比較一覧を出しておきます。

スクロールできます
商品特徴ページ数カラー
【1位】
みんほしシリーズ
解説が丁寧
初学者向け
842
フルカラー
【2位】
これだけシリーズ
要点まとまり◎
中級者以上向け
426

2色
【3位】
完全マスターシリーズ
漏れ無く網羅
バランス良し
424
2色
各製品の比較

次からそれぞれの参考書について特徴を詳しく解説していきます。

電験3種のおすすめ参考書3選の特徴と詳細

  • 【第1位】みんほしシリーズ
  • 【第2位】これだけシリーズ
  • 【第3位】完全マスターシリーズ

【第1位】みんほしシリーズ

最もおすすめの参考書はみんなが欲しかった!○○の教科書&問題集、通称「みんほしシリーズ」です。この参考書は比較的最近出版された参考書ですが、かなり評価の高い参考書です。

以下に特徴3点を挙げます。

【特徴1】電気初心者でも読みやすい丁寧な解説

みんほしシリーズの特徴として、解説が他と比べて群を抜いて分かりやすいことがあります。他の参考書はある程度電気のことを勉強した人向けに書かれていますが、みんほしは電気初心者にも配慮した解説がなされています。もし私が文系で電験を取るならこの参考書を選びます。

なお解説が丁寧な分ページ数は多いです。ただしページ数が少なくて解説が雑な参考書よりも読みやすいので結果として早く読み切れます。

【特徴2】見やすいフルカラー

電験の参考書は2,3色で印刷されている参考書が多いのですが、みんほしは珍しいフルカラー印刷の参考書です。フルカラーはやはり非常に見やすいです。

参考書で勉強するときに困るのが、写真や絵が載っていても色が少ないので実物のイメージが分からないことです。しかしフルカラーならイメージがとてもしやすく、勉強効率を上げてくれます。

【特徴3】コスパ良い

みんほしは価格は他の参考書とあまり変わりませんが、コスパの良い参考書といえます。通常ページ数が多ければ価格は上がりますし、フルカラーであればさらに印刷費がかかるので高価になります。しかしみんほしの価格は他の参考書と大差ありません。

正直かなりコスパに優れています。

【第2位】これだけシリーズ

これだけシリーズは私が実際に使っていた思い入れのある参考書です。

以下に特徴3点を挙げます。

【特徴1】ロングセラーであり出版元も信頼性がある

これだけシリーズは電気書院から出版されています。電気書院は電気に関する書籍を出している出版社です。私の勤め先もここから出版された技術書が置いてあり、実務に役立っています。

参考書選びの要素として、内容が正確かも大事なところです。電気書院など信頼性のある出版元であるので安心感があります。

【特徴2】要点⇒詳しい解説の構成で手早く学習を進められる

これだけシリーズは内容構成が特徴的な参考書でもあります。その内容構成とはまず要点を解説し、その後に詳しい解説が書かれていることです。勉強では最初に全体像を把握してから細かい部分を学んでいくのが効率的ですが、それが単元ごとに自然とできます。

要点を先に示してくれるので手早く学習できるのが特徴の1つです。

【特徴3】ある程度電気のことをを知っている人ならちょうど良い

この参考書は手早く勉強できると述べましたが、逆にいえば解説が他の参考書と比べ簡素でもあります。そのため電気初心者で初めて学ぶ人にはあまり向いていません。しかしある程度電気のことを勉強してきた人。例えば工業高校や高専、大学で学んだ人についてはサクサク勉強できてちょうど良い参考書です。

この点は「これだけ」という参考書のタイトル通りだなと思います。

【番外編1】誰でもわかる電験参考書 電験超入門

ここで番外編として2つの参考書を紹介します。1つ目は「誰でもわかる電験参考書 電験超入門」です。

こちらの参考書は電気初学者の方向けに特化した内容になっています。

通常の電験の参考書はどんなに易しいものでも初学者にとってはハードルが高い内容になっています。特に電気のこと専門的に勉強してこなかった方は読み進めるのに大変苦労します。

「誰でもわかる電験参考書 電験超入門」は対話形式で電気の基礎知識の解説が進む読み物のような構成です。

内容も超初学者向けとなっています。書店に並ぶ参考書に挑む前に予備知識を得る目的で読むのにとても良い参考書です。

難しさを10段間に分けるとすれば通常の参考書は4~10かなと。一方「誰でもわかる電験参考書 電験超入門」は1~3をカバーする。そんな内容です。

【番外編2】物理のエッセンス

2つ目は私が大学受験の際に使っていて、社会人になってからも電験の勉強に使った参考書を紹介します。それが「物理のエッセンス」という参考書です。特に理論の勉強に苦労している人にとてもおすすめです。

【特徴】理論科目に特化した参考書

電験の理論が難しいと思っている人は基礎ができていない場合が多いです。電験の理論は高校物理の電磁気と内容が基礎になります。実は物理のエッセンスは大学受験の参考書ですが、高校物理の電磁気の内容を学ぶのに最適です。ページ数もさほど多くないので理論の基礎をサクサクと固めることができます。

理論限定ですがぜひ使ってみてほしいです。価格も電験の参考書の半額程度ですので。

物理のエッセンスについてはこちらでも詳しく解説しています。

【第3位】完全マスターシリーズ

3位は完全マスターシリーズです。以下に特徴2点を挙げます。

【特徴1】学習漏れ無く学べる

完全マスターシリーズは名前の通り、各科目の知識を漏れなく学べるように作られています。基礎から応用の部分までしっかりと網羅されているのが特徴です。
電験に限らず試験あるあるなのが、参考書に載っていない事項が出題されることです。この参考書を使って勉強しておけばこのような事で困ることは無くなるでしょう。

【特徴2】解説は基礎から、でもページ数は少なくまとめられている

またこのシリーズの特徴として、1位と2位で挙げた参考書の中間の性質がある点です。解説はしっかりしているのに、無駄なことは省かれているのでバランスの良い参考書と思います。

ただし反対にいえば強い特徴がない参考書ともいえるので今回は3番目におすすめとしました。

おすすめの参考書の結論

電気初学者なら「みんほしシリーズ」

電気初学者の人や、他の参考書を使っていて全然理解できないなら「みんほしシリーズ」を選んだ方が良いです。
解説の丁寧さは群を抜いています。

ある程度電気を勉強した人なら「これだけシリーズ」

電気のことを割と分かっているなら「これだけシリーズ」を選んでも良いです。みんほしは解説が丁寧な分、読むのに時間がかかります。「これだけシリーズ」ならサクサク勉強できるので、電気理論の基礎が身についいている人ならこちらの方が効率的に勉強できます。

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