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電験3種に合格するまでにやっていたこと、考えていたこと【スケジュールや勉強方法など】

私が電験3種に合格するまでにやっていたことや、考えていたことを書いていきます。

主に勉強中のスケジュールや勉強方法、当時の環境や意識などについてです。合格までの過程は人それぞれですので、これがそのまま参考になることはないと思います。

ただ他の方の合格までの体験談やスケジュールなどは私も読んでいましたし、面白かったので書いてみることにしました。

勉強をこれから始める方がイメージを作るため、もしくは勉強中の方の息抜きに、ここで書くことが役立てばと思います。

目次

電験3種合格までの概要

私は入社1年目に1度、電験3種を受験しまして、全科目落ちています。元々大学で電気工学を学んでいましたので、事前の知識だけで1科目くらいは受かるかと思ったのですが全くダメでした。

当時は年1回の試験でしたので、数打てば当たるみたいな考えもなく、しっかり勉強しないとなぁ、でも勉強めんどくさいなぁと思っていました。

そのため、落ちてから4年ほどは電験の勉強も受験もせず、仕事とプライベートに時間を注いでいました。社会人5年目ぐらいで、キャリア的にそろそろ取らないとまずいと思い、本腰を入れて勉強を始めました。

そして丸1年勉強をして、社会人6年目で2度目の受験。そこで全科目合格となり、電験3種を取得しました。いわゆる1発合格です。

というのが合格までの概要です。次からもう少し詳しく合格に至るまでを書いていきます。

勉強開始時の事前知識量

まず本腰を入れて勉強を始めたときの知識がどれぐらいだったのか?についてです。

各科目満点を100%とすると、知識量としてはざっくり以下の感じでした。

  • 理論:20%
  • 電力:10%
  • 機械:10%
  • 法規:50%

大学で電気工学を学んだものの、当時はだいぶ忘れていましたし、あまり成績もよくなかったため、理論、電力、機械を合格できる力はありませんでした。

法規については、仕事で法規の内容が必要でしたので、ある程度の知識がありました。

当時の自分の感覚としては、理論や機械は相当勉強が必要。法規は少し暗記をすればいけるかな?

そんな感覚を持っていました。

受験勉強中のライフスタイル

受験勉強中のライフスタイルとしては以下のような感じでした。

  • 8:00に出社
  • 19:30ごろに帰宅
  • 土日祝は基本お休み。(月に2日程度の休日出勤あり。代休は取得可能)
  • 会社の寮住み。通勤時間は10分程度。

通勤時間が短いことは結構有利だったなと思います。

勉強中の1日のスケジュール

もう少し具体的に、勉強時間も含めた1日のスケジュールも紹介したいと思います。

平日

まず平日のスケジュールです。大体以下のような感じでした。

6:30起床
6:30~6:50朝の支度を急いで終わらせる。(シャワー、歯磨き、身だしなみ、着替え、プロテイン)
朝ごはんは食べません。
6:50~7:00瞑想をする。ここで集中力を上げる。
7:00~8:00出社時間ギリギリまで勉強。
8:00出社
12:00~12:20 昼食、歯磨き 会社デスクで宅配のお弁当を食べます。
12:20~12:50勉強。30分しかないとは思わず、空いた時間で勉強することを心がけていました。
12:50~13:00昼寝。昼寝をしないと午後に眠気がくるので、短時間でも寝ていました。
19:30帰宅 大体帰宅時間はこのくらい
19:30~21:00夕食、風呂など 大体帰ってすぐにご飯かお風呂でした。
21:00~23:00帰宅してから最低90分。できたら2時間勉強をするようにしていました。
23:00~24:00歯磨き。自由時間。YouTubeをみたり好きなことをやっていました。
24:00就寝 最低でも6時間は寝ないと持たないので、大体この時間に寝ていました。
電験3種を勉強中の1日のスケジュール

平日はこんな感じのスケジュールでした。最初の3週間ぐらいは起きるのや勉強を始めるのに少し苦しみました。特に昼休みに勉強はあまりやる気にならず。でもやりました。

3週間を超えると、このスケジュールをこなすのが当たり前になってきて、やらないと違和感を感じるようになりました。

飲み会などは特に制限はしてなくて、行きたければ行くようにしていましたし、ジムにも行っていたので、毎日このスケジュールというわけではありません。

でも平日は最低2時間は勉強するようにしていましたね。なので朝とか昼休みの勉強時間はかなり大切な時間でした。

朝、昼に勉強する習慣がついたことが合格につながったかなと思います。

ちなみに私は1日2食派なので朝ごはんは食べません。朝はプロテインとサプリだけ飲んでます。これに加えて通勤時間も短かったので、朝の勉強時間は比較的取りやすかったです。

休日

休日は以下のスケジュールでした。

6:30起床 平日と同じ時間に目が覚めます。
6:30~7:00平日よりはゆっくりと準備。プロテインとサプリも飲みます。
7:00~9:00勉強 朝に2時間は勉強するようにしていました。
9:00~基本的に自由時間、勉強したければするし、予定があれば遊びに。

これ以降はいつ勉強するかは決めていませんでした。でも大体トータルで平均4時間ぐらい勉強していたと思います。

暇なときはもっと。予定があるときは2時間だけ。でも全く勉強しない日は作っていません。10分でも何かしら勉強していました。

以上、このようなスケジュールを1年間続けて電験を取得しました。とにかく何が何でも毎日勉強をしていました。

勉強方法

このスケジュールをみて、勉強時間が短いわりに1発合格?と思われる方がいるかもしれません。当時は同僚にも驚かれました。でも私自身は、全く問題が解けなかった勉強開始時のときも「多分いける。大丈夫そうだ」という感覚がありました。

というのは、大学受験のときの経験から、自分なりの勉強方法が身についていたからです。私は塾や予備校に通ったことがなく、高校受験も大学受験も独学でした。そのおかげか独学で勉強をするのに大切なことが身についていたのだと思います。

ここで私なりの勉強方法や意識したことを紹介したいと思います。

勉強した直後にスマホを触らない

これが私は一番大事と考えています。「勉強したはずなのに全然覚えてない!問題解けない!」と思ったことはありませんか?

私はよくありました。そして時間を無駄にしている気がして非常に嫌でした。

「なんですぐ忘れちゃうんだろ?」

と自分なりに考えたところ、勉強してすぐにスマホを触っていることが原因でした。

スマホから得られる情報は強烈です。ニュースや動画、SNSなどインパクトのある情報ばかりです。勉強直後にスマホをみてしまうと、勉強したことがスマホの情報に上書きされてしまいます。

勉強直後はしばらく何もしない。これが記憶の定着の面ではかなり重要な感覚があります。でも私も現代人。スマホ依存症なので最初はすぐスマホを触っていました。なので物理的にスマホに触れないように、↓のようなものを使っていました。

どうやっても無意識に触るので、ものに頼っていましたが、良い感じでした。無事スマホ依存から抜け出せましたし。
(今はスマホ依存に戻りました。また近々使ってみようと思います。)

集中力を高める

これもかなり重要と思うのが、集中力です。集中していないと、勉強時間が無駄になります。
勉強を頑張っているのになかなか合格できない人の多くは、集中できていないじゃないかなと思います。私自身は集中力を大事にしていますし、どうやれば集中力を高められるかを自分なりに考えながら勉強をしていました。

色々考えて、集中力向上に効果があったのが耳栓です。私はどうも音に集中を乱されやすい性質のようでして、耳栓が集中力UPにかなり効果がありました。音楽を聴くのは、音楽に集中が削がれる気がしたので無音で勉強するようにしていました。

あとは瞑想ですね。瞑想は効果あります。すっと気持ちを落ち着けてから勉強するとスムーズに集中モードに入れる感覚がありました。だから短時間でも瞑想をしてから勉強をするようにしていました。

先に問題を解いてみる、説明や解説はその後で

大抵の参考書では、解説を読んでから問題を解く流れで構成されています。でも先に問題を解いてみてから解説文を読むようにしていました。問題を解くためにどのような知識が必要なのかを先に知るためです。必要なものを集めるときは、集めながら必要なものを考えていくより、先に必要なものを確認してから集める方が効率が良いです。

そんな考えなので、先に問題を解いていました。

ノートは取らない

ちなみにノートは使いませんでした。私は変なところで完璧主義というか几帳面なところがあり、ノートを取るなら奇麗じゃないといやな気持ちになります。

でもやるべきことはノートをきれいに取ることではないです。それに気を散らされるなら、そもそもノートを取らなければいいと思って使いませんでした。

計算とかはチラシやメモ用紙に適当に書きなぐっていました。そしてすぐ捨てる。

こうやって勉強したことを理解して覚えること以外のことに時間を割かないよう意識していました。

能力を最大限高める

最後は能力を最大限高めるです。ここでいう能力は、勉強したことを身に着ける能力や思考力。つまり記憶力や頭の回転をあげようということです。頭が良くなれば勉強もすぐできるようになるはず。そんな浅い考えでしたが、私のとっては効果ありでした。

具体的に私がやっていたのは、サプリを飲むことですね。私は学生の頃からサプリメントを飲んでまして、効果があると信じているサプリ信者です。でも一応、論文やら何かしらの裏付けがあるサプリを選んでいました。僭越ながら私が飲んでいたサプリを紹介します。

マルチビタミン

栄養不足だと風邪もひくし頭も回らない。と思ってマルチビタミンは毎日飲んでます。

マグネシウム

マグネシウムは必須ミネラルなので、食事からきちんととるべきですが、サプリとして飲むと気持ちがスーッと落ち着く感覚があります。

元気元気!ではなく落ち着く感じです。なので勉強時の集中力に良い影響があると実感しました。

ロディオラ

ロディオラは頭が良くなるサプリとしてよく紹介されています。

本当に?と思いながら私も飲んでいました。飲んだ感覚としては、集中力が長持ちする感じですね。頭が良くなるとか、記憶力が上がる。というよりは、集中力を保ったまま勉強できる時間が延びるので、学習に良い影響がある感覚です。

整腸剤とエビオス

最後はサプリといっていいのか分からないですが、整腸剤とエビオスです。

メンタルは腸の調子で決まることは知っていますか?これは最近ではほぼ常識としていわれているようです。

メンタルが良ければ勉強効率も上がる。であれば腸の調子を良くしよう。そう思って整腸剤を飲むようになりました。色々試しましたが、最終的な私のおすすめはエビオス+ビオスリー+イヌリンの組み合わせです。

エビオスは整腸剤ではないですが、ビール酵母の働きで胃腸を良くすると謳われています。ビオスリーは私の体質に一番合った整腸剤です。ビオフェルミンより良かったです。

最後、イヌリンは食物繊維のことです。食物繊維を粉にしたものが売っています。食物繊維を取るのがポイントです。これかなり良いです。少なくともおなかの調子が毎日最高になります。

私は朝ごはんは食べませんが、代わりにプロテインにイヌリンを入れて、エビオスやビオスリーと一緒に飲む。というのを毎日しています。

サプリはプラシーボという意見もあります。実際そうなのかもしれません。でもプラシーボでも効果があることには変わりはないので、私は飲み続けました。

勉強法まとめ

この記事を書いていて思ったのですが、私の勉強方法は一貫して、「勉強した時間を無駄にしないためにどうするか?」
ってことを重要視していると気づきました。

電験の勉強法をネットで調べると色々でてきます。勉強する順番はこれが良い!とか過去問を最低何年やるとか。

でもこれらは全然重要なことではないと思っています。というのも、目的は過去問をたくさん解くことではなく、理解して問題を解けるようにすることです。

だから私は、簡単にできるけど効果が薄そうなことはあまりやりません。小手先のテクニックみたいなものより、いかに勉強時間を無駄にしないかが重要と思っています。、そのためにはひたすら集中して勉強する。これが重要と思っています。

使っていた参考書

参考書は正直どれでもいいと思っています。私はこれだけシリーズを使っていました。

でも今だったらみんながほしかったシリーズを使うと思います。立ち読みしましたが、カラーだし解説も分かりやすかった。
今から勉強するならこれだなと思いました。

でもどの参考書を使うかで合否は決まりません。集中してどれだけ勉強したかが大事です。参考書選びに時間をかけるのは意味ないのでやめましょう。

過去問は解いていない

ちなみに過去問は全く解いていませんでした。正確には、参考書に載っている問題は過去問ベースで作成されているので、間接的に解いてはいました。

でも過去問題集などは買っていませんし、過去問をダウンロードして解くのもやっていません。

というのも、たくさん過去問を解いただけで満足してしまうのを避けたかったからです。資格勉強において、過去問を何年分解いたかは、追うべき数字ではありません。何年という数字を追うあまり、理解がおろそかになりがちだと思っています。

電験に受かるための考え方

最後に電験に受かるための物事の捉え方について、私なりの考えを書いていきます。

例えば

「頑張って何年も勉強しているのに合格できない」

自分がこのような状況に陥った時にどう考えるでしょうか?おそらく↓こんな風に考える人は多いのではないでしょうか?

  • 自分は頭が悪い
  • 才能がない
  • 遺伝的に恵まれていない

しかしこれはその状況を正しく捉えた上での考えでしょうか。私は違うと思います。良くない状況から脱するには、状況を客観的に正しく捉える必要があります。なぜなら正しく捉えることで、初めて解決策が見えてくるからです。

「頑張って何年も勉強しているのに合格できない」という状況について、分解して考えてみましょう。

まず「頑張って」の部分です。「頑張る」は人によって物差しが全く異なる言葉です。勉強でいえば、10時間勉強して頑張った感じる人と、1時間だけで頑張ったと感じる人。

同じ「頑張った」でも大きな差があります。実は合格した人と比べると、全然勉強していなかった。こんな事実が隠れているかもしれません。

「頑張った」という感覚に騙されているだけ。結果が出ないとき、私であればこう考えます。

次に「何年も」の部分です。時間は全員にとって共通ですので、勘違いということはなさそうです。しかし時間の濃さが人によって違います。

同じ1時間でも、全力で集中して勉強した人と、スマホに気を取られながら勉強した人では、ここでも大きな差があります。結果には原因があります。何年も勉強しても試験に受からないのは、「何年も」の部分を疑う必要があります。

「頑張って何年も勉強しているのに合格できない」という状況で、間違いのない真実は「合格できない」の部分だけです。

その他の部分は事実を見誤っている場合があります。私であればこのように考えて、問題解決を図ります。

例えば「頑張る」は客観的にどれだけ勉強をしたか判断できるように、勉強時間のログをつける。「何年も」については、勉強中に集中できていない可能性があるので、スマホを触れない環境にする。または集中できる環境を作る。

このようなことを考えます。

色々書きましたが、書きたかったことは一つ。事実ファーストで、事実から原因を考えて淡々と対応した方が上手くいくということです。

おわりに

私なりの考えを雑に書いてきましたが、誰かに少しでも刺さればうれしいなと思います。今後ともこのサイトをよろしくお願いいたします。

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