各科目解説– category –
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力率とは何かを文系にもわかりやすく解説
交流回路の電力を求める式は以下です。 $$\Large{P=VIcosθ}$$ この式のPは電力、Vは電圧、Iは電流、そしてcosθは力率といいます。この力率は交流回路の電力を計算するときに、電圧と電流の位相差を補正する値です。 といわれてもよくわかりませんよね。次... -
断路器・開閉器・遮断器の違いを解説【間違えては絶対ダメ】
断路器、開閉器・遮断器は送電や受電設備で使われる機器ですが、違いをきちんと理解しているでしょうか? よくある間違いが開閉器と遮断器を同じようなものだと思っていることです。ですがこの2つは明確に違いがあります。この違いはとても重要ですが、あ... -
電圧の実効値と平均値の違いを解説【実効値と平均値は違う】
交流電圧で100Vといえば、通常は実効値を指します。交流電流でも同じで、特に注意書きもなく10Aとあればそれは実効値です。そして交流回路で電力を求める際は実効値同士の掛け算で求めます。 このように交流回路では当たり前のように出てくる実効値という... -
位相差とは?位相が遅れているか進んでいるかを見分ける方法を解説
交流回路の計算をするときに、まずつまづくのが位相のことだと思います。位相のことを理解できないと交流回路の計算はできません。 特に位相差とは何かを理解しておくことが大切です。 そこでこのページでは位相差や、併せてよく聞く遅れ・進みとはどうい... -
表皮効果とは?高周波数だと電流が流れにくくなる現象をわかりやすく解説
表皮効果とは周波数が高くなるほどケーブルの中心を電流が流れにくくなる現象のことです。 表皮効果は主に高周波の電子回路などで問題になる他、商用周波数(50Hz、60Hz)であっても長距離にわたって電力を送るときに問題になります。 ここでは表皮効果が起... -
フェランチ効果とは?原理を分かりやすく解説【進み力率で起こる】
フェランチ効果とは送電端よりも受電端の方が電圧が高くなる現象のことです。 送電をする場所(送電端)と受電をする場所(受電端)はケーブルで接続されています。そのため通常はケーブルなどの抵抗による電圧降下が起きて、受電端の電圧が低くなります。 し... -
磁化曲線(BH曲線)とは?解説と例題【電験3種理論】
電験3種の理論科目では磁化曲線について問われる問題が出題されます。磁化曲線とは変圧器の鉄心などの磁性体が磁化するときの磁束密度の変化をグラフで表したものです。 このページでは磁化とは何か?から磁化曲線の見方を解説していきます。 このページの... -
電気力線とは?本数と電界の関係をわかりやすく解説
電気力線とは電界の向きや大きさを分かりやすくするために引かれる仮想の線です。この電気力線の向きが電界の向きになり、本数が多いと電界も大きいことになります。 文字だけでは伝わりにくいと思うので、このページでは図も交えながら解説していきます。... -
インバータとPWM変換とキャリア周波数について解説
こちらの記事でインバータの構造や仕組みを解説しました。そこではインバータは直流電圧を交流電圧に変換して、図1のような波形を出力していると書きました。 図1 インバータから出力される電圧波形(簡単にしたもの) ただ実はこれは分かりやすいように... -
電動機のすべりとは?トルク特性、安定運転領域をわかりやすく解説
誘導電動機はすべりがないと運転することができません。そしてすべりによって出力できるトルクが変化します。 これをトルク特性といいます。 そして電動機には安定してトルクをだせる運転領域が決まっています。これを電動機の安定運転領域といいます。 こ...
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